ジャニーズ嫌いがEndless SHOCKを観劇に行くまで

KinKi Kidsファン歴10年目に突入したのでなんか書こうの会。

再会はチョコレートの味。

2004年

当時、中学生だったわたしはバスケ部に所属していた。
バスケ部に所属し、毎日ハードな練習に勤しんでいた。
毎日毎日。
ほとんど休みなく。
テスト前には練習が休みになり、その間3キロ増えた体重が練習再開するとその日のうちに3キロ落ちたりしていた。それくらいハード。
ただ、今考えると練習のなかった一週間で3キロ増えるのもどうなんだ。

何はともあれ、それくらい、毎日動きまくっていた。
けれど、その日は突然来た。
寝られなくなったのだ。
どんなに疲れていても、どんなに頑張っても、寝られないのだ。
寝られないうちに新聞屋さんがくる。
朝練の時間になる。学校へ行き、朝練をし、授業を受ける。放課後部活をし、家に帰り、夜になり、ベッドに入る。
寝られないまま朝になり学校へ行き、朝連をし、授業を受け、放課後部活をし…
そんな生活を10日ほど続けるとおかしくなっていた。

原因はいま考えると山ほどあるのだけれど。
そんなこんなで身体を壊したのが中2の終わりから中3の始め頃。
部活に行かなくなったのは中3の夏前。
行かなくなったというか、寝られないから体力的に無理だった。他にもいろんな理由はあったけれどw
そんなこんなで、バスケ部を辞めようと決意したのが秋。

むちゃくちゃ辛かったし、辞めたくなかった。
部員と顔を合わすのも先輩方とすれ違うのも辛かった。
それでも部活には行けなかった。
どうしたらいいのかわからない、そんな日々を送っていた。
そんなとき、夜、テレビを点けていると、こんな声が聞こえてきた。

「やめちゃえば?
 そんながんばんなくてもさぁ、自分らしく生きればいいじゃん。
 ホント。やめちゃえば。」

えっ?て思った。
誰だかわからないけれど、ほんとに優しくその声は耳に入ってきた。
そして、こんな声も聞こえてきた。

「やっぱり君は悪くないよ。
 とやかく言う人もいるけどさ。
 わかってる。君は悪くない。」

そう。森永DARSのCMだ。
CMだ、て言ってもおそらく当時のKinKi Kidsファンまたはジャニーズファンしかわからないのだろうけれど。
この二つのCMに、大袈裟かもしれないけれど、こころ救われた。
たしか、泣いた。
それくらいいろんなことに追い詰められてて、この二つのCMに背中押された。
そしてついにその冬の12月にバスケ部を退部した。


なんだかわからないけれど、背中押されたCM。
まだどっちの名前も知らない。
むしろこの二つのCMをKinKi Kidsがやってるとは思ってない。
これがKinKi Kidsとの再会。